子なし・未婚・男でも子育てを語りたい!!

子なしかつ結婚さえしてない男が子育てを語るブログです。主に発達心理学に基づいた視点から「正しい子育て」を追求しています。

「子どもの責任は親の責任」が子育てを不安にさせる

今日のまとめ(時間のない人はここだけ読んでもらえれば大丈夫です。本文は大したこと書いてないので・・・)

  • 2つのある傾向が原因で「子どもの責任は親の責任」と考えてしまいやすい
  • 1つ目は、日本は「親子をまとめて捉える」傾向がある
  • 2つ目は、私たちは、犯罪者をニュースで見たとき「どうせ犯人の人間性に問題があった」と考える傾向がある
  • 「子どもの責任は親の責任」と安易に考えるのは、子育て不安を募らせてしまう

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子育て不安の原因は?

 

現在、多くの親御さんが子育ての不安を抱えています。 

 

子育てに対する不安の一つに、

 

 

「子どもの責任は親の責任だ」

 

 

という意識が強くあることが挙げられます。

 

 

例えば、秋葉原の通り魔殺人事件が起きた時、メディアは犯人の養育環境の問題性を盛んに指摘していました。

 

確かに、その犯人の養育環境には大きな問題がありました。

 

間違いなくその養育環境は、犯人が事件を犯すキッカケになっていたと思います。

 

 

しかし、それよりもひどい養育環境で育ったけど、社会に上手く適応できている人は多くいます。

 

また、親の愛情をタップリ受けて育った人の中にも犯罪者はいます。

 

 

確かに、犯罪と養育環境にはある程度の関係性があるでしょう。

 

しかし、親元を離れてからの環境の影響も、十分犯罪の要因になります。

 

それでは、なぜ、

 

 

「子どもの責任は親の責任」

 

 

という意識が根強くあるのでしょうか?

 

それは人間が人を評価するときに、無意識に行ってしまう、2つの「ある心理的傾向」が原因なのです。

 

人を決めつける2つの傾向

 

1つ目の傾向です。

 

日本では、親子を切り離した個人ではなく、

 

 

「親子をまとめて捉える」

 

 

という傾向があります。

 

上述したように、何か事件が起きると、

 

 

「犯人にも問題があったが、それ以上に養育環境に問題があった」

 

 

と犯罪者と養育環境がセットで考えられます。

 

 

 

子どもがいる親御さんを、

 

 

「○○君のお母さん」

 

△ちゃんパパ

 

 

と呼ぶことが多いのも、親子をまとめて捉えるという傾向の表れなのかもしれません。

 

 

ちなみに、アメリカのような個人主義という意識が強い国では、犯罪者の養育環境を指摘する場合は少ないです。

 

「個人の罪」という意識が強くあります。

 

別に、

 

 

「やっぱりアメリカは最高だな!」

 

「だから日本はダメなんだよ~」

 

U・S・A!!U・S・A!!

 

 

と言いたいわけではありませんが・・・

 

参考までにね・・・

 

2つ目の傾向です。

 

人間は、自分が失敗したことは環境に問題があったと考え、他人が失敗したときには他人の性格に問題があったと考える傾向があります。

 

この傾向は心理学で、「行為者ー観察者バイアス」と呼びます。

 

 

野球で例えたら、

 

自分が三振したときには、

 

 

「相手ピッチャーの調子が良すぎた!」

 

「チャンスボールが一球も無い完璧なピッチングだった・・・」

 

 

と相手投手(環境)が原因で打てなかったと考え、自分が悪いとは思いません。

 

しかし、チームメイトが三振したときには、

 

 

「あいつは普段から怠けてるから打てないんだよ!」

 

「根性なしが!もっと食らいつけよ!」

 

 

とチームメイトの性格が原因で打てなかったと考え、相手投手の影響を考えません。

 

この傾向があるため、私たちは犯罪者をニュースで見た際、

 

 

「こいつは人間性に問題ありそうだな!」

 

 

と考えてしまい、

 

 

「こんな状況だったら犯罪を犯してしまうのも仕方ないのかも・・・」

 

 

と考えないのです。

 

そして、行為者ー観察者バイアスの影響に加えて、1つ目の傾向が加わります。

 

そのため、犯罪者を見ると、

 

 

「犯人の性格に問題がある」

「犯人の養育環境に問題がある」

「親がロクな人間ではなかった」

 

 「親の責任」

 

 

という自動思考が、私たちの中で構築されています。

 

つまり、この2つの傾向が、「子どもの責任は親の責任」思考の原因なのです。

 

なんでもかんでも親のせいはやめよう

 

この「子どもの責任は親の責任」という風潮は、

 

 

「子育ては失敗できない・・・」

 

「個性なんていらない!みんなと同じ良い子に育てなくちゃ!」

 

 

という意識を生み出し、子どもをノビノビ育てることができなくします。

 

そして、若い人の「子どもが欲しい」という願望を薄れさせてしまいます。

 

 

個人を捉える際、上述した2つの傾向があることを知る必要があります。

 

何か事件があっても安易に、

 

 

「どうせ親が悪い!」

 

 

と決めつけないよう意識すべきです。

 

そうなれば、親御さんの子育てへの不安が減るのではないでしょうか?

 

 

以上、子なし・未婚・男のくせに、生意気に子育てを語ってしまい申し訳ございません。